新卒採用では特に顕著ですが、若者の仕事観が昔と大きく変わってきています。
昔→ 働く=お金を手に入れる
今→ 働く=体験とステータスを手に入れる
体験とは、成長・やりがいです。こんな体験を通じて成長したい、シビれる仕事をしたい、こういう仕事でやりがいを感じたい、といったことを指します。
ステータスとは自己有能感です。有名企業に勤めている俺ってカッコいい、ベンチャー勤務の私ってイケてるわ、といったことです。
例えるなら車選びと似ています。車を購入するときって燃費や排気量だけで選びませんよね?ブランドイメージに共感できるとか、理想の自分に近づけるとか、乗ったらモテそうだなとか、そういう目に見えないものを思い描いて普通は選ぶと思います。就活も一緒なんです。
「働く=体験とステータスを手に入れる」という考えがわかっていると、採用ブランディングの道筋が明確になります。
逆にそれがわかっていない会社には学生は集まりません。例えばアットホームさを第一の魅力にしているような会社です。入社したらどんな体験とどんなステータスが得られるのかが分からないからです。