宝塚市の就職氷河期採用が話題ですね。3人の採用枠に1800人が応募したようで(もっと増えるかも)、宝塚市にとってはウハウハな状況でしょうね。
でも1800人も集めたのに3人しか採用しないって非常にもったいないことだと私は思います。
だって、ハローワークに宝塚市内の求人が何件掲載されてるか知ってますか?
◆これが面白いことにおよそ1500件なんです※。これって今回宝塚市が出すであろう落選者1797人でカバーできる数字なんですよ。もちろん雇用のミスマッチは当然あるとしても、「1797人」っていう数だけを見れば、宝塚市全体の人手不足を大きく解決しうる可能性を秘めているんですよ。
だから宝塚市の採用担当者さんは、落選する就職氷河期世代1797人を市内の雇用にどう活かすかを考えるべきです。
もし私が宝塚市の採用担当者なら、職安と協力して、落選者1797人を市内の公的団体もしくは民間企業に採用してもらうよう働きかけます。企業を募って落選者向けの合説を開くとか、いくつかの公的団体で合同募集をかけるとか。民間企業でたまに見かける「不採用者売買」の行政版のイメージです。
まぁ上手くいかなかったとしても「宝塚市は就職氷河期の落選者も大事にする」というイメージアップができるので、落選者対策をやってみて損は無いと思いますよ。(逆に落選者1632人を知らんぷりするもんなら、それはそれで世間的イメージが下がりかねませんからね)
以上!
p.s.
そういえば宝塚市のとある公的団体がいま事務員さんの募集にかなり苦戦されています。一昨日、私のところに相談にいらしたので1時間ぐらいアドバイスしたのですが、職場の事情もあって私のアドバイスは受け入れないようです(なんじゃそりゃ。だったら聞きにくるなよ・・・苦笑)。1797人集めた宝塚市さん、どうかこの団体様に就職氷河期世代1名をあっせんしてあげてください。
※・・・民間求人サイトも含めると2000件ぐらいの求人が宝塚市内にあると推定される。宝塚市の事業者数が5000だから、あながちこの推定は的外れでもないと思う。